主人公「えー･･･今後の市場動向は、この図のように──」
上司「さっきのプレゼン、内容はよかったよ。でも、もっと堂々と話したほうがいいね」
主人公「はい、次から気をつけます」
主人公・ナレーション「人前に出るのはどうも苦手。この肌のせいで自信が持てないから──」
主人公・ナレーション「皮膚科に行ってもこのボコボコは一向に治らない」
主人公「これは･･･エステとかのほうがいいのかもね。でも、エステってなんか敷居が高くて･･･」
主人公「近くに通いやすいサロンないかな」
主人公「『オーガニックエステサロンPeach』･･･お肌にコンプレックスのある人･･･か『肌がきれいになる、ただそれだけで堂々と人前で笑えるようになり、大きな自信にも繋がります』･･･ほんと、その通りよね。値段も手頃だし、よし、ここに私の悩み、ぶつけてみよう！予約は･･･ネットからできるのね」
原口「いらっしゃいませ」
主人公「こっこんにちは」
主人公「10代の頃からニキビがひどくて･･･その痕がボコボコに残ってしまって･･･。皮膚科にも通ってるんですけど、なかなかよくならないんです」
原口「そうなんですか。実は私も昔、そうでした」
主人公「え･･･でも、今は肌きれいですよね」
原口「ええ！お肌は生まれ変わるんです。ですから、諦めないで頑張りましょう！」
主人公「はい！」
原口「──それでは、今伺ったお話を元に､フェイシャルの施術をさせていただきます。当店ではお客様の肌質や体調などを考えて一人ひとりに合わせたオーダーメイド施術を行います」
主人公「はい。よろしくお願いします」
主人公「全部、手でやってくださるんですね」
原口「はい。オールハンドにこだわっております。直接触れることによってよりよくお客様のお肌の状態がわかり、細かな調節ができるのです」
主人公「なるほど」
主人公「わっ！！ボコボコがなくなってる！！肌、真っ白ですね！！すごい透明感！！」
主人公「すごいですね！！正直、1回でここまで変わるとは思ってませんでした」
原口「1回で成果を感じていただける、ということにもこだわっております『こだわりの1回』なんです」
主人公「感動しました！」
主人公「エステサロンは初めてで、最初は緊張しましたけど、とってもリラックスできました。楽しかったです」
原口「ありがとうございます」
原口「肌質を根本から変えるためには、施術と平行してホームケアがとても大切です。ニキビ肌には保湿がすごく大事なんです」
主人公「保湿･･･あんまりしてこなかったかも･･･」
原口「そのやり方は、この後じっくりお教えします」
原口「当店では、合成界面活性剤で乳化していないオーガニック化粧品を取り扱っております。バリア機能の回復にこだわっているメーカーです。本来持っている肌力を手に入れられますよ」
主人公「えー！楽しみです！」
原口「それでは、お肌のお手入れの仕方をお教えしますね──」
主人公「この新サービスの最大のセールスポイントは──」
上司「プレゼン、完璧だったよ。声も出てたし」
主人公「ありがとうございます！！」
友人「ねえ、お肌変わったよね！すごくきれい！」
主人公「実はエステに通ってて」
友人「え、いいないいな！！なんてサロン？」
主人公「オーガニックエステサロンPeachよ！」